女性特有のがんには、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんのほかに絨毛がん、卵管がん、腟がん、外陰がんなどがあります。これからのがんを早期発見するための検診は、女性の健康づくりに欠かせません。
■早期発見は可能ですか?
■それぞれのがんの症状は?
■どのような治療になりますか?
女性特有のがんには、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんのほかに絨毛がん、卵管がん、腟がん、外陰がんなどがあります。これからのがんを早期発見するための検診は、女性の健康づくりに欠かせません。
定期的な検診が重要
永井 宣隆 院長
〈取材協力〉
広島女性クリニック
永井宣隆院長
広島市中区三川町1-20
ピンクリボン39ビル4F
TEL 082-249-3900
- ■早期発見は可能ですか?
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10~30代の若年者に増えている子宮頸がん、50代から増加する子宮体がんは検診による早期発見が可能です。卵巣がんは腹部のはりや下腹部痛などの症状が出て発見されることが多く、早期発見が難しいです。
- ■それぞれのがんの症状は?
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子宮頸がんの初期は症状がなく進行すれば不正出血、褐色のおりもの、下腹部痛、腰痛などがあります。卵巣がんも、特徴的な症状がないので早期発見が難しいです。子宮体がんは不正性器出血があり、閉経後の出血、褐色のおりものがあれば注意しましょう。
- ■どのような治療になりますか?
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検診で診断し、さらに内診やCT/MRIで進行の程度を判定します。進行期に合わせて手術や放射線療法、化学療法による治療が選択されます。体がんの約90%は手術で、卵巣がんの場合は手術で摘出して化学療法となります。女性の健康維持のためにも、定期的な子宮がん検診を通じた婦人科検診が重要です。